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ウィスキーとは…初級の初級編

ウィスキーとは…初級の初級編

日本初の10連休も過去の事となり、気がつけば爽やかな初夏の風が街を通り抜ける今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

先日お客様とお話をしていたところ、そもそも普通の人はシングルモルトって何だか分からないですよ、とのご指摘をいただきました。考えてみれば私達バーテンダーはレアモルトだの限定ボトリングだのヴィンテージがどうたらとか言っていますが、一般の方々にとっては呪文のように感じている人も多いと思います。

ってな訳で、今回はウィスキー初歩の初歩をつらつら綴ってみたいと思います。テストに出るような難しい話は極力しませんのでご安心を。

そもそもウィスキーとは、①「穀物を原材料」とした「蒸溜酒」で、②「樽で熟成」をしたもの、と定義できます。見た目はだいたい琥珀色(ってか茶色?)で表現されます。ブランデーも樽で熟成したお酒ですが、原材料(ブドウまたは果実)が違います。

ちなみに、「蒸溜酒」とはお酒を蒸溜してアルコール度数を強くしたお酒の事です。ウィスキーとか、ブランデーとか、最近流行りのジンなんかもそうです。日本だと焼酎も蒸溜酒ですね。

んで、ウィスキーを分類するとどうなるかと言うと、造っている国で分類できます。有名どころで世界5大ウィスキー(つまり主要5か国のウィスキー)とか言いますが、今回はそのうちスコッチウィスキーとアメリカンウィスキー、そして我らが日本のウィスキーに焦点を当てましょう。これだけ覚えれば十分です。

 

●スコッチウィスキー

その名の通り、スコットランドで造られるウィスキー。大まかにブレンデッド・ウィスキーとシングルモルト・ウィスキーという種類を覚えてください。

で、世間一般に出回っている有名なスコッチのほとんどはブレンデッド・ウィスキーです。様々な原酒をブレンドし万人向けに味を調えられた飲みやすいスコッチです。ふわりとした穀物の香りに仄かにスモーキーなフレーバー、樽熟成からくるバニラのような香りとまろやかな口当たりが特徴と言えますね。

一方、シングルモルト・ウィスキーというのは、上記ブレンデッド・ウィスキーの原酒に当たります。まったりと飲みやすいものからオイリーで力強いもの、スモーキーすぎて好き嫌いの分れるものまで個性豊かで一つとして同じものは在りません。ゆえにマニア心がくすぐられて、多くのコアなファンが夜な夜なBARに通うことになります。

 

●アメリカン・ウィスキー

こちらはアメリカで作られるウィスキー。はっきり言ってバーボンウィスキーとだけ覚えておけば良いでしょう。バーボン以外のアメリカンウィスキーは99%の飲食店で取り扱っていません。(もちろん私感です)

原材料は主にトウモロコシで、他にライ麦や小麦、大麦麦芽などを混ぜてお酒を造ります。ある程度のバーボン飲みになってくると材料の比率を語りだすと言われています。(あくまで私感デス)

力強いパンチのある口当たりと甘くまろやかな喉ごし、トーストしたパンのような香ばしい香りが鼻から抜けるのが特徴ですかね。こちらも銘柄によって優しい系からかなり漢(オトコ)らしい系まで幅広いです。

 

●ジャパニーズ・ウィスキー

そして最近特に品薄感が半端ない、日本のウィスキーです。
そもそも日本のウィスキーはスコッチの模倣から入ってますので、スコッチと同じくブレンデッドとシングルモルトに分かれます。

特徴としてはスコッチよりおとなし目で、繊細な香りのものが多いように感じます。サントリーの角瓶とか、ブラックニッカとかがメジャーです。日本の一般市場ではまだまだブレンデッド・ウィスキーのほうが主流な気がします。

ただし、最近クラフトウィスキーの人気に火がつきまくっており、日本のシングルモルトも個性豊かになりつつあります。
気がつけば今日もどこかで新しい銘柄が生まれている、そんな状況でしょうか。

●ウィスキーの飲み方について

さて、それではそれぞれのウィスキーの飲み方ですが…、これはもうご自由に…としか言えません。

普通BARに入ってウィスキーを頼んだら、お店の人から飲み方を聞かれると思います。「ロックにしますか?ソーダ割で?」といった具合に。

で、一般的な飲み方として、「ストレート」「ロック」「ソーダ割(ハイボール)」「水割り」という選択肢があると思ってください。食後にゆったり飲みたいならストレートやロックでちびちびと、友人と語り合いながらのどを潤すならハイボールや水割りなど、その時の気持ちで変えると良いと思います。スコッチや日本のウィスキーは水割りが、バーボンはソーダ割が合うと思います。(しつこいですが私感です)

ちなみに、あまり手に入りにくい珍しいウィスキーは黙っていてもストレートで出すバーテンダーが多いかもしれません。その場合はポーショングラス(ちっちゃい水差し)にお水を出してくれると思いますので、まずはそのまま一口味わい、その後少しずつ水を加えてみるといいかもしれません。ウィスキーの香りがグラスの中で開いていきますし、何よりツウっぽいですよ。

最後に、ウィスキーを割るのを嫌がるバーテンダー(良い酒はストレートで飲め!みたいな…)がたまに居ますが、気にしないでください。そのヒトが勉強不足なだけです。(マジで私感です…バチは当てないでください)

最近はアルコール度数が高いままボトリングしている商品も多く、また、プロは大体アルコール度数で20%くらいまで薄めてテイスティングします。その方が香りも開いて、フレーバーや味わいが取りやすいからです。

以上、ある程度ご存知の方からしたら突っ込みどころ満載の内容でしたが、最後まで読んでいただき有難い限りです。

BARでのお時間が許すのであれば、世界5大ウィスキーを水平試飲するのも面白いと思います。その際は是非そのお店のバーテンダーにお声がけいただき、説明を受けながら飲むと違いも分かって面白いですよ。決して一人では飲まないでください…。なんて、ホラー映画のキャッチコピーみたいだな~。

ウィスキー棚

ウィスキーとじっちゃんの形見

カテゴリー: Blog, Whisky パーマリンク

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